TAMRON AFレンズ 前玉内部の目立つ糸クズを除去
ご覧頂き、ありがとうございます!
今回は、
よくある内容。
Tamron AF 18-200 F/3.5-6.3 XR Di Ⅱ LD ASPH IF MACRO
(名前長い..)
前玉の内部に
ハッキリ、クッキリ
目視できる糸クズが..
(写真に写らなかったので赤線で補足)
写真に写らないようなゴミなら
別に影響ないんじゃないの〜?
って声が聞こえて来そうですが。
チリぐらいならともかく。
売る側が
気になっているくらいだから
買う側も
手元に届いたら
「えっ..糸クズあるやん…」
てなると思うんですよ。
と、ゆーことで。
分解して
糸クズを除去しましょう!
作業スタート!!
…そして。
私は初手から
過ちを犯してしまうところでした。
最近、
いくつかレンズを分解清掃
したことがあったので
すっかり
「思い込み」
をしてました。
最近レンズ分解をした際は
前玉の抑えの枠を
このゴムを使用して
外していました。
(カニ目レンチは怖いw)
今回も、このゴムで
グリグリしながら回して
分解しようとしたけれど
ウンともスンとも動かない。
アレー?
オカシイナー??
ここで、ようやく
分解の仕方を検索して
冷や汗かきましたw
全然、分解方法チガうやん!
正しい分解方法は
薄いプラの板などを
(今回は厚紙で代用)
こんな感じで
枠のスキマに差し込んで
1週させて
枠を浮かせるそうです。
そう。
つまり、レンズの枠は
ねじ込み式ではなくて
「嵌め込み式」だったのです。
嵌め込みの足が3箇所
もし、
無理やり
ゴムで回し続けたら
この3本の足は
御逝去してたでしょう..
アブねー…
事前確認の大切さと
思い込みの怖さを
再認識されられました。
この反省は
次回に活かしましょう!
気を取り直して
作業再開!
レンズ枠を外すと、
内部に6個のネジが見えます。
*レンズ枠は外す際は
元に戻す時のことを考えて
外した時の向きを写真などで
記録しておきましょう!
長穴のところにある
ネジ3箇所を外しましょう。
*ネジロックが付いてるので
①締め込み方向に軽く回して
「パキッ」と感触がしたら
反対方向に回して外す
②綿棒に無水エタノールを
染み込ませて
ネジロックを除去する。
後にネジを外す。
どちらかの方法で作業を
行ってみましょう!
そうすると、前玉のユニットが
ゴッソリ取れます。
内部が丸見えになるので
ブロアーや
レンズ清掃ペンなどを
駆使して汚れを除去しましょう!
清掃が完了したら
逆の手順で組み直しましょう。
*前玉ユニットの
ネジをつけ直す際は
ネジロックを塗布しましょう!
ネジロックは、
ネジが緩まない為の接着剤
のようなものです。
AF時や、持ち運び時の
振動によりネジが緩まないように
する役割があります。
もし、万が一
ネジロックをしなかった上、
ネジの締めこみが甘くなってたら..
どうなるかは
想像できますよね??
あと、レンズの枠を嵌め込む際は
先に注意したように
外した時の記録を元に
取り付けましょう。
レンズ枠を嵌めても
すんなり入らず、多少浮くので
枠をなぞるようにして
各所を少しずつ
嵌めていくのが良いかもです。
1箇所ずつ
しっかり嵌めていくと
かえって残りの箇所が嵌めにくく
なる可能性があります。
また、無理に嵌め込む事は
絶対にしない事!
足が折れますよw
最後に、
念のために
前玉をブロアー&レンズペンで
清掃して、作業完了!!
お疲れ様でしたー!
この商品は、
光学も外観もキレイだったので
Near Mintでイケるでしょう!
ホクホク♪
最後までご覧頂き、
ありがとうございます!
次回は
コンパクトカメラのネタか..
一眼レフ修理か..
またレンズのネタか..
迷いますねw
また読んでいただけると嬉しいです!
TO BE CONTINUED...