Nikon F2 フォトミック モルト張替えました(張替え作業 フィルム室 編)
ご覧頂き、ありがとうございます!
前回の下準備編の続き
モルト張替え作業 フィルム室 編
早速スタートしていきます!
今回ご用意したモルトは
厚さ1mm (裏面がシールタイプ)
ヨドバシカメラで購入。
これを適正な長さにカットして
使用していきます。
注)
肝心な「適正な長さ」ですが
少し大雑把に切り出して
少しずつ調整したため
○○mmなどを明記できません。
スミマセン orz
カットするためのマットも
100均で買ってきました。
(300円商品だったけど笑)
*ちなみに、
このタイプのモルトを選んだ理由は
本ブログのコンセプト。
「初心者でも無理なくできる」
が根底にありまして。
諸先輩の作業情報では
接着剤を使用しているものが
多数見られました。
それぞれ、
メリット・デメリットが
あるかと思いますが。
なるべく少ない道具で
作業ができるので、私の場合は
「シール付き」を使用します。
カメラ側の溝が
3mm幅?のようなので
試しに2mm幅でカットしました。
*カットするのは最後まで
読んでからにして下さい!
まずは、底面側から作業開始です。
シールを少し外しつつ
溝にちょっとずつ嵌め込んでいきます。
*嵌め込む時、モルトのシールが溝の壁に
くっついてしまい易く
真っ直ぐに嵌めるのに少々の根気が要ります。
唯一の難点だと感じました。
余分なモルトはちぎっちゃいましょう!
次は、上側を嵌めていきましょう!
同じ手順で作業を進めるのですが..
写真の中央に銀色のポッチがあるのが
お分かりでしょうか?
ここを塞いではいけないので
ポッチのギリギリ手前で一回ちぎり
ポッチの後から
残りを嵌め込んでいきます。
ここで、
試しに蓋を閉めてみたところ..
明らかに抵抗感が強い!
ハイ、失敗です(泣)
現実は非情である..
ここから始めましょう..
イチから、いいえ..ゼロから!
…がんばる活力が湧いた!!
どうやら、
溝の幅は2mm幅のようです。
先ほどまでの箇所は
モルトを1mm幅にカットし直して
貼り付け直しました。
続いて、
蓋側の端の溝にもモルトを貼り。
蓋の本体側にもモルトを貼ります。
ちょっとわかりづらいと思うので。
参考画像を貼ります。
この左下の図のモルトは
形がカクカクして特殊なので
ちょっと加工が必要になります。
*ここで器用さが求められます。
あーあ..
出ましたよ。
美術や図画工作などが
オール2である所以が💣
でも、
貼ってみると
大体イケてそうだから
ヨシとしましょう!(笑)
では、ここで改めて
蓋を閉めてみましょう!
参考として。
作業前(モルト無し)と作業後で
蓋の開閉の具合を
比較をご覧下さい。
作業前の状態。
モルトがない分。
半開き状態の蓋の角度が浅いです。
作業後。
モルトがある分、高さが変わって
角度が高くなってます。
では、続いて蓋を閉めた時の違いを
動画でご覧下さい。
(わかりにくかったらスミマセン💧)
作業前
作業後
やっぱり違いはありますね。
作業的には問題ないかなー、
と思ってはおりますが。
ただし、私は
正しい状態(新品時など)を知らない
ので。
お見せした画像や動画の状態が
正解なのか判別ができない
というのがネックです💧
なので、私の作業が正解!ではなく。
1つの作業事例として捉えてください。
最後までご覧頂き、
ありがとうございました!
次回、最後の
「張替え作業 ミラー室 編」
を併せてご覧頂けると
嬉しいです。
TO BE CONTINUED…
Nikon F2 フォトミック モルト張替えました(下準備 編)
ご覧頂き、ありがとうございます!
第2回目の作業は…
です。
*本編は
手順や説明を細々と書いてたら、
思ったより長くなったので。
少しでも読んで頂き易いように
・下準備 編
・張替え作業 フィルム室 編
・張替え作業 ミラー室 編
の3話に分けることにしました。
予め、ご了承下さい。
では、今回は
「下準備 編」
宜しくお願いします!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
前回、清掃したNikon F2ですが。
写真を見てお気付きの方も
いらっしゃったかもしれません。
...モルトがないやんけー!
ハッ!
ま..まさか!
やっぱ、こっちもかーい!
と、いう事で。
モルトを新たに付けて、
復活しましょう!
*さんざん連呼した
「モルト」って何?
という方!
簡単に言うと、
・クッションの役割
&
・余計な光を遮光する役割
を担ったスポンジ状のモノです!
ドヤッ!
(*知ったかぶり)
古いカメラでは、
このモルトが劣化して
・完全に無くなってる
o r
・残ってるけどボロボロ
になっており、
本来の役割を
果たせなくなっている事が
多いようです。
Nikon F2のような、
出品数が多い商品では
今回のような
モルト貼り替えが
他の出品者との差別化となり
売れやすくなる
可能性が上がるようです。
(価格には反映できないカモですが..)
早く売れる工夫..
大事ですよね!
では、
前置きが随分と
長くなってしまいましたが。
早速、作業スタート!
…の、前に(笑)
まず初めにアナウンスです。
①今回の作業(全3話)は、
写真多めで長文です。
お忙しい方は
お時間のある時にご覧下さい。
②色々と道具や材料が出て来ますが
工具類は100均で買ったものです。
その他の清掃道具は基本的に
アマゾンで購入してます。
③私の主観ですが、
本作業ではチョットの
「器用さ」と「丁寧さ」
が求められます。
でも…
という方。
安心して下さい!
何を隠そう、
私は学生時代..
「美術」
「技術」
「家庭科」
「図画、工作」
いずれの教科も..
「オール 2」
でしたからッ!! ( ;∀;)
(*リアル)
そんな私でも出来たんです。
あなたもデキますよ!
この記事を見て
チャレンジしよう!
と、思った方。
一緒に頑張りましょう✊
(イヤ、マジで。)
では、今度こそ作業スタート!
まず始めに。
第1話を参照して頂き
「ファインダー」と
「フォーカススクリーン」を
取り外しましょう。
取り外したら、
ダスパーを4つ折りにして
写真のようにミラーを
カバーしましょう。
*ダスパー=レンズ清掃などに
使用されるペーパー。
カバーしたら、
ズレないように
マスキングテープで
仮止めしましょう
前面
上部
仮止めしたら
まずはミラー室の
古いモルト剥がし&清掃
を行いましょう!
モルトはがしは
無水エタノールを綿棒に
染み込ませて
ゴシゴシ拭きましょう。
ゴシゴシ拭いてると..
お分かりいただけただろうか…
このように古いモルトのカスが
ポロポロと落ちて来ます。
ミラーにつくと清掃が面倒なので
ダスパーでカバーしてたワケです!
器用な人は、
カメラを逆さにして
傾けながら清掃を
しているようですが。
私はそこまで器用ではないので。
安定した状態で清掃作業ができる
このスタイルを採用しました(笑)
では、続いて
フィルム室の方を清掃しましょう!
写真の右側、
三日月状の銀色のヤツを立てて
O の矢印方向に回すと
フィルム室が開きます。
開いたら、先に真ん中のシャッター部を
ミラー室と同様にダスパーを4つ折りにして
写真のようにカバーしておきます。
上と下に細い溝があり
そこに古いモルトが残留しています。
普通の綿棒では溝の清掃はできません。
100均で売ってる
写真の注射器で
無水エタノールを吸って
少量を吐出してモルトに染み込ませ
つまようじ等で溝から古いモルトを
こそぎ落とします。
大体こそいだら、
歯ブラシを使って掃き掃除
最後にブロアーやエアブローで
カスを飛ばして清掃完了です!
仕上げはお母さ〜ん♪(古ッ!)
あとは、同様の手順にて
上の溝も清掃を行います。
蓋側の上下と端も清掃を行います。
以上で、
「下準備 編」
古いモルトの除去と清掃
作業が完了となります!
ここまでご覧頂き、
ありがとうございます!
次回の
「張替え作業 フィルム室 編」
を併せてご覧頂けると
嬉しいです。
TO BE CONTINUED…
清掃用具はケチるな❗️
ご覧頂き、ありがとうございます!
第1.5話 として、
カメラ清掃について意識している事
をお話しします。
*この記事では作業はありません。
ちょっとマジメな(?)雑記です。
第1話では清掃を行いました。
初回に行う清掃箇所としては
ちょっとマニアックな所でしたね(笑)
第1話の記事中に、
清掃の痕跡として
綿棒の写真を掲載しましたが..
綿棒4本の内、
目立った汚れは
左の2本だけ..
残り2本はほぼ白い..
綿棒、
使い過ぎじゃね?
勿体なくね?
地球に優しくなくね?
なんて声も聞こえて来そうです。
世論に詰め寄られる私 ↑
他の修理をやってる方のブログでは
これだけの綿棒やペーパーを使いました!
と言うのを、あまり見ないので
誤解されそうですが..
(普通、汚いし載せないよねw)
私が使い過ぎなワケではありません。
諸先輩も、
裏では結構な量を
使用されていると思います。
では何故、頻繁に
新しいものに交換するの?
と言われると。
綿棒やペーパーは
1回使ったら交換するべし!
と言うご意見を
諸先輩のブログで
チラホラとお見かけしたからです。
(*先達・成功者に右に倣え!してます)
よく考えると
「まぁ、そうだよね」
と、思えるのですが。
汚れたものを使い回すと..
・別の箇所に被害が拡散
・清掃したつもりでも
実際はキレイになってない
可能性が出て来ます。
ホコリ
カビ
古い機械油
人間の皮脂
素人が思いつくだけでも
これだけの汚れが
カメラに付着してます。
それらを拭いたモノを
「勿体ないから…」
と、同じ綿棒やペーパーを
アチコチに使い回すと。
ドコかに影響があるかも…
と、
想像させるには十分です。
スミマセン、かもさないで下さい…
せっかく、
キレイにしよう!
と思っているのに..
真逆の行動をする事になります。
カメラは精密機械ですし。
特に光学系は
デリケートなようなので。
「清掃道具はケチるな!」
をモットーに、
私はこれからも
バシバシ!
交換していきます(笑)
最後までご覧頂き
ありがとうございました!
*近日中に第2話をアップ予定です。
宜しければ、覗いてみて下さい。
TO BE CONTINUED...
Nikon F2 フォトミック 清掃しました!
ご覧頂き、ありがとうございます!
記念すべき
第1回目の作業は…
ジャンク品 フィルムカメラの清掃
(ジャンク掴まされちまったZE☆)
です。
初回ですし、
無理なく行きましょう!
では、本題スタートです!
<外観>
まずは外観を見て頂きましょう。
パッと見、
そんなに悪くなさそうです。
<故障内容>
では、どのような不具合があるかというと
機能的には
セルフタイマー故障
*タイマーがスタートした直後に
シャッターが切れる。
(コレはちょっと修理できん…)
そして、コレ…
なんじゃこりゃーーーッ!
ファインダー を覗いてみたら
視認性がサイアクです👎
こんなん、
素人(私)が見たらビビるっしょ!
色々、情報を調べてみると
『フォーカシングスクリーン』
というところがヤラレてるようです
なので。
Let’s 清掃!
<作業手順>
まずは、
ファインダーを取り外します。
説明すると長いので動画にしました。
そうすると..
ヤツが見えてきます!
フォーカシングスクリーンは
ミラー室の中から
上に押し上げると取れます。
*正規の手順では無いかも…
軽くグッと..
ぱっかーん!
ドヤッ!
注)光学系の部品には
指紋(油)が付かないように
ペーパーを使用して取り外すしましょう。
(まぁ、外枠をつかんでも良いんですけどね)
このモヤモヤ..
ホントに取れるの?
と、思いつつ。
無水エタノール&綿棒で
清掃してみました。
注)あまり強くゴシゴシと拭くと
傷つく恐れがあります!
おぉ、汚れが取れる!
キタナイ…
でも、結構良くなったのでは?
一回、組み付けてみよう。
正面から見て右側から嵌めて
軽く綿棒などで押し込む。
注)光学系の部品には指で触らないように!
枠に合わせてファインダーを取り付け..
ガッチャン☆
では、ファインダー を覗いてみよう!
フム、かなりの改善が見られました。
でも、よくよく
清掃後の様子を見てみると
あー..
カビによる腐食?の痕跡は
多少残ってますね。
写真を撮り忘れてしまいましたが
この後、
再度、取り外して
レンズクリーナーつけ置きで
清掃を実施しましたが
大差なかったので割愛します(笑)
一応、
レンズをつけて
ファインダーを覗いてみると..
スミマセン!社長!!
この画像では
チョットわかりにくいですが..
全体的にくもりがあります。
こりゃ、完治するには
もう部品交換しかないね!(泣)
↑ 私の心の中のイメージ
「クッ.. 厳ィぜ...」
こうなったら、
AS-ISで安く売るしか無いか?
と言う訳で。
初回から、満足のいく結果には
なりませんでしたが。
もう少し、
状態が良ければ全然良くなることが
わかりました。
また、
そこまで清掃したくない..
と言う人も。
ファインダー を取り外して
フォーカシングスクリーンの上にある
ホコリをブロアーで飛ばすだけでも
だいぶ見栄えは変わると思います。
結構いるんですよ、ホコリ...
次回の記事は、
引き続きこのジャンクで
練習してみたいことがあるので。
準備が出来次第、
アップしていこうと思います。
最後までご覧頂き、
ありがとうございました!
TO BE CONTINUED...
ご挨拶
eBay カメラ輸出 修理大辞典
当ブログをご覧いただき、
ありがとうございます!
初回の記事として、
ブログのコンセプトを
お伝えしたいと思います。
<当ブログのコンセプト>
現在、私はeBay で
カメラの販売を始めてますが..
低資金でピーピー。
そんな見習いセラーの私が
少しでも多く利益を獲得して
資金を拡大していく為に
『初心者でも可能な範囲で
カメラの清掃・修理を行って
少しでも利益を稼ごう!』
ということで。
今後、私が行う
「清掃・修理作業の忘備録」
として、当ブログを開設しました。
また、付随として、
① 同じ志の仲間達へのシェア
② 興味がある方へのシェア
特に①の方々の
お役に立つことがあれば幸いです。
*成功ばかりでなく、失敗もたくさん
シェアして行きますよ!
上記のコンセプトから。
・清掃することで商品価値の向上
・ジャンク品の簡易修理で値幅を獲る
といった内容が主になります。
望んだワケじゃないのに..
ジャンク品掴んじまったZE☆
出品者が不誠実で..
返品・返金できないZE★
のような場合にも、
少しでも損害が減る糸口になる
可能性もあるかもしれませんね!
『初心者でもできる修理』
がメインなので、
以下のルールを基準としています。
<当ブログのルール>
・修理の手順がブログ、YouTubeに載っている
(つまり、2番煎じですね(笑))
・ブログ or YouTubeに載っていても
難易度が高いものには手を出さない。
*製品を深くまで分解を要する部品交換
*入手困難な部品を要する部品交換
*半田付けを要する修理
・アマゾン、100均、ドラッグストアなどで
手に入る清掃道具、工具で作業を行う。
*素人が扱うには特殊、専門的すぎるものは
使用しない。
但し、行きががり上(興が乗る等)の場合、
このルールを逸脱する可能性があります。
その場合は注釈にて補足します(笑)
そして、
免責事項として
私自身も素人なので、
なるべく情報収集しながら作業した
結果を記載していきますが。
あくまでも..
イチ作業の結果であり..
それが正解とは限りません。
私にも間違い、誤り、知識不足はあります。
*参考にした記事や動画自体が間違っている
*参考にした情報の解釈を、私が誤認識する
など。
ですので。
当ブログを参考に作業を行う場合は
『自己責任』
でお願い致します。
もし、間違っていることがあれば、
『優しく』
・・・『優しく!』
教えて頂けると嬉しいです(笑)
最後までご覧頂き、
ありがとうございました!